日本政府観光局(JNTO)から、2019年3月と4月の訪日外国人客数が発表されています。

今月のトピックは下記の2つです。

  • 中国・韓国の動向
  • 「桜」と「イースター」の相乗効果

それでは、早速見てまいりましょう。

【3月】活気付く中国客、遠のく韓国客

※伸率は前年度同月比
参照元:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」 よりインバウンドらぼが作成

2019年3月の訪日外国人客数は、約276万人でした。前年(2018年)同月比で、約15万人の増加です。 3月としては、過去最高を記録しました。

3月も中国が好調でした。客数が前年比で約10万人増加しています。一方で韓国は約3万4千人も客数が減少しました。

それぞれの原因について、JNTOは下記のように見ています。

〇中国客の増加

2019年1月から実施されている、個人観光査証の発給要件緩和※などが影響。

※個人観光査証の発給要件緩和

緩和された対象:
特定の大学に在学している学生、日本への渡航歴を有する人

個人旅行向けの「観光査証(ビザ)」の発給要件の緩和が、2019年1月より実施されています。

参照:在重慶日本国総領事館「2019年1月4日から訪日観光査証の緩和を実施します

〇韓国客の減少

中国との関係性改善や、旅行先としてベトナムが人気になるなど、海外渡航先の多様化が影響 。

〇4月以降も同様の傾向

4月以降も明暗が分かれる流れとなりそうです。JNTO発表の現データでは、ざっくり下記のようになっています。

  • 中国 → 4月以降も好調に客数が増加中
  • 韓国 → 4月・5月も客数減少、6月は微増

韓国は、日本および中国との外交関係が訪日旅行に大きく関わっています。今後も動向に注意していきたいと思います。

【4月】「桜」と「イースター」が呼び込む欧米豪

※伸率は前年度同月比
参照元:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」 よりインバウンドらぼが作成

4月の訪日外国人客数は約293万人でした。

前年(2018年)同月比で、約3万人増加しており、4月としては過去最多です。また、1か月あたりの客数として過去最多を記録しました。※2019年4月時点。

4月は「桜」のシーズンということもあり、訪日外国人客に例年人気です。2018年では1年間で最も客数が多かった月でもあります。

〇「欧・米・豪」からの人気が高い

また、いわゆる「欧・米・豪」、ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアの人々からの人気が高いです。4月に一番人が集まった年が、ここ5年で3回もあります。

参照元:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」 よりインバウンドらぼが作成

〇「桜」と「イースター」の相乗効果

これは先述の「桜」人気に加えて、「イースター※」による連休休暇で訪日しやすいためと思われます。(ちなみに、2015年と2016年1位だったのは10月でした。10月は「紅葉」の時期。)

※イースター

キリスト教圏の文化で、「春分の後の」「最初の」「日曜日」前後が毎年連休になります。そのため、4月ではない場合もあります。また、教派でずれがあります。

ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアに関しては、「西方教会」に属するキリスト教徒の方が多いです。

客数も順調に伸びているので、「4月は『欧・米・豪』に人気」とぜひ覚えておいてください。

参照元:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」 よりインバウンドらぼが作成

まとめ

2019年3月と4月の結果はいかがでしたか?ざっくりまとめると下記のようになります。

〇3月

  • 中国は好調に客数増加
  • 韓国は客数減の陰り

〇4月

  • 「イースター」時の「欧・米・豪」からの訪日人気が加速

海外情勢を知ることの大切さが、身に染みます。

〇3月・4月にこんな対策はいかがでしょう

英語版「桜マップ」

「イースター」のような連休の際は、家族連れでの訪日が増える傾向です。桜の名所とともに家族連れが楽しめるスポットを掲載すれば、より広範なエリアへの誘客なども狙えます。

何はともあれ、早めの対策が大切です。弊社では翻訳などの多言語化はもちろん、企画を交えた制作物のご提案も承ります。お悩みのことがありましたら、気軽にご相談(無料)ください!

インバウンドらぼ 編集メンバー J.M