株式会社電通は、2019年4月15日に「ジャパンブランド調査2019」を発表しました。これは、世界20カ国・地域の6,600名(※)を対象に、親日度(日本に対する好意度)や訪日旅行意向、訪問地域とその理由、日本産品に対する興味・関心やイメージなどを調査したものです。

※20 カ国・地域=中国(グループ A=北京、上海、広州、グループ B=深圳、天津、重慶、蘇州、武漢、成都、杭州、大連、西安、青島)、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ(北東部・中西部・南部・西部)、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、トルコ

日本は「行きたい旅行先」で No.1

20の国・地域の中から、行きたい国・地域を質問した結果、日本が1位に選ばれました。

Q. あなたが今後・訪れたい国・地域を全てお知らせください。(複数回答)

40%以上 日本
30%以上 アメリカ、オーストラリア、フランス、イギリス、イタリア、カナダ、スペイン
20%以上 ドイツ、ギリシャ、オランダ、韓国、シンガポール、タイ、香港、中国
10%以上 ロシア、ベトナム、台湾、マレーシア、メキシコ、トルコ、インドネシア、ポーランド、インド、フィリピン、サウジアラビア

「今後1年の間に日本に渡航する予定がありますか」という質問に対しては、77.4%の人が「訪日意向がある(※)」と回答しました。昨年2018年より微増(2018年:76.0%→2019年:77.4%)し、高いスコアを維持しています。

訪日意向は、香港が一番高く、次いでインドネシア、フィリピン、ベトナム、台湾の順となり、アジア諸国が上位を占めています。

一方、伸び率の増加が顕著なのは欧州の国々でした。

昨年と比較すると、イタリア10.0ポイント増、ドイツ7.7ポイント増、フランス5.4ポイント増、イギリス4.3ポイント増、ロシア5.3ポイント増で、欧州エリアの国々で訪日旅行への関心が高まっていることがわかります。

※訪日意向=「1年以内に渡航する予定がある」あるいは「日程は決まっていないが、いつか行きたいと思っている」

2025 年大阪・関西万博の認知率は、約 5 割

2025 年大阪・関西万博については、認知率が約 5 割となりました。「見に行く予定・見に行きたい」人も約 4割となっており、2020 年東京オリンピック・パラリンピックの後も、海外から多くの外国人観光客が訪日することが見込まれます。

Q. 2025 年に「万国博覧会」が日本の大阪府で開催されます。あなたは「万博」をきっかけに日本に行きたいと思いますか。

催されることについて知っているし、日本に見に行く予定だ

13.7%

開催されることについて知っているし、日本に見に行きたい

26.6%

開催されることについて知っているが、見に行きたいとは思っていない

9.2%

万博が日本で開催されることについて知らなかった

27.4%

そもそも万博について知らない

12.7%

日本に訪れたいとは思わない

10.4%

訪日旅行を踏みとどまる要因は「費用」「言葉」「距離」がトップ 3

「日本への旅行で障害になるものは何だと思いますか。」という質問をしたところ、全体の半数近くの人が「旅行費用が高い」と答えました。次いで「言葉が不安」「距離が遠い・行くのに時間がかかる」という結果が出ました。

対象を東アジアに絞ると、一番多かったのが「震災(放射能など)の影響が心配」、次に「地震や豪雨など、自然災害が起きるのが心配」となりました。アジア圏において日本は「災害の多い国」としての認知が高まっているようです。訪日外国人向けの災害情報提供アプリなど、安心・安全に過ごせることをアピールすることが必要かもしれません。

 

【使ってみた】外国人旅行者向け災害時情報提供アプリSafety tips

https://inbound.coread.jp/2017/06/28/131218/

 

Q. 日本への旅行で障害になるものは何だと思いますか。(複数回答)

順位

全体

東アジア

1位

旅行費用が高い(47.7%)

震災(放射能など)の影響が心配(36.8%)

2位

言葉が不安(31.5%)

地震や豪雨など、自然災害が起きるのが心配(33.5%)

3位

距離が遠い・行くのに時間がかかる(28.7%)

旅行費用が高い(29.5%)

4位

物価が高そう(28.5%)

言葉が不安(29.0%)

5位

震災(放射能など)の影響が心配(18.7%)

物価が高そう(25.6%)

 

まとめ

いかがでしたか?

欧州エリアの国々からの訪日旅行への関心の高まりや、大阪万博の認知度が約5割になっているなど、今後も訪日外国人客が増える見込みが立ってきましたね。一方、自然災害の影響により訪日旅行を考え直す人がいることも明らかになってきました。誰でも安心して日本に滞在してもらえるよう対策を講じることで、より一層の訪日外国人客の増加に繋がるのではないでしょうか。

 

出典:電通、「ジャパンブランド調査 2019」を実施 

 

インバウンドらぼ 編集メンバー A.F