デザインも、まずはリサーチから

―ここからはデザインのお話を伺えればと思います。「Liiife」立ち上げの際は、どんなリサーチをされましたか?

八幡:チーム全員で、「The New York Times」など、観光系でない一般的なメディアも含めて100ぐらいのサイトを見ながら意見を交わしました。

―どういった点に注目されていましたか?

八幡:たとえば、「グローバル目線での分かりやすいデザイン」って何だろう?というところに着目してみました。すると、海外のサイトは大分スッキリしていることが分かるんです。「Liiife」では、シンプルなファーストビューとなるよう、その点を踏襲しています。

ロゴ・リボン・7つのサムネイル・SNSボタン・検索ウインドウのシンプルな構成

八幡:また、海外だと「レポート」とか「新聞」とかそれぞれの用途別に「フォント」もある程度決まっているので、そういったことも参考にました。

コンテンツの中心に「これがスゴい」を置く

―コンテンツ制作で、どんなことを大切にされていますか?

八幡:記事や動画を企画する際、「一言で言うと、これって何がスゴいの?」というのを言語化するようにしています。たとえば「抹茶アイス」がトピックであれば、「これは、世界で一番濃い抹茶のアイスが食べられるお店なんです」という感じですね。

― 一言で魅力を説明する、ということですね。

八幡:圧倒的なフックがないと、ユーザーさんにも刺さりません。企画のためにリサーチする際も、「一言で言うと、ここの魅力って何なの?」を引き出せるようにしていて、お店や施設の方にお話を伺う際も「一番の御社の強みは何ですか?」と聞いて、引き出せるように頑張っています。

一つの魅力から、ユーザーを引き付けるということですね。

八幡:1つの強みでユーザーを引き付けられれば、コンテンツをしっかりと見てもらえるので、他の強みもどんどん紹介していけます。なので、圧倒的な引きにするためにも、一つの魅力を引き出すことを大切にしています。

短く伝える・英語でゼロからつくる

八幡:あと、「短く伝えること」にも留意しています。

たとえば、「記事の見出し」もそうですし、「Wanderlist Japan」の紹介文も短くしています。動画内の字幕も基本は1センテンスにしています。

―色々と言いたくなるところを、短く絞って伝えるということですね。

八幡:そうですね。多言語展開するときは、チラシもWEBも同じですが、日本語をそのまま英語に翻訳すると文字量がとても多くなってしまいます。

もし、「日本語で言いたいのはこれなんだけど、英語で良い言い回しないかな」という時は、ネイティヴメンバーに相談しています。たとえば、Instagram版の「Wanderlist Japan」の説明文がそうです。

“Wanderlist for your Wanderlust”

八幡:意味は「あなたの渇望のための、ワクワクする一覧表」といった感じです。もし、これを日本語ベースで考えていたら、「ワンダーリストは、日本のオススメスポットを紹介する動画メディアですよ」のような冗長な文になっていたと思います。

―取捨選択しないて翻訳すると、大変なことになると言いますよね。

八幡:なので、「英語でつくる」ことも大切にしています。たとえば、企画書を作る際も、ゼロから英語で書いています。これは、デザインやコピーでも同様です。

インプットは日本語であっても、アウトプットは英語でするように努めています。実際、「インバウンド対策に注力されているな」と感じる企業さんは、多言語化の際もデザインそのままで言語を入れ替えるだけではなく、海外向けのサイトはデザイン自体を変えているようですね。

動線や情報は分かりやすく

―「見せ方」としては、どんな点を大事にしていますか?

八幡:色々な角度からの素材を細かく刻んで使うことを大事にしています。

たとえば、「Liiife」の「ウルトラマン商店街」の記事であれば、商店街の入り口・商店街の中・お店の門などの写真を掲載しています。これをさらに細かくカットを増やしていくと、動画になるわけです。

実際の写真

―「目線」が感じられますね。

八幡:「自分が行ったら、どうなるだろう?」という想像がしやすいようにしています。実は、「Wanderlist Japan」も初期の動画ではモデルがいなくて、結構無機質な動画でした。

それを「モデルが楽しむ」というスタイルに変えていったら、動画としてのクオリティも上がって、「いいよね」というコメントが付くようになりました。

―人の存在が感じられると、より主体的に考えられますからね。

八幡:あと「Liiife」の方では、シェアボタンを設置していて、Twitter・Facebook・Instagramのほかにウェイボー※も入れています。また、タグの代わりにハッシュタグを入れています。

もちろん、各記事のタイトルを読めば、大体の内容は把握できると思います。そこからさらに詳細に「東京」とか「買い物」とかの情報を提示して分かりやすくしています。これ以外にも「情報をちゃんと出してあげる」ことには注意しています。

※ 中国のSNS

目指すもので、表現も当然変わる

―現在「Liiife」は薄い色がベースですが、どういった意図ですか?

八幡:「Liiife」は白やグレーを基調にすることで、モダンな印象にしています。「ちゃんとした情報を届けていくメディア」というブランディングをするために、スタイリッシュな感じにしています。

―「Wanderlist Japan」はロゴが印象的ですね。ロゴも何か参考にされましたか?

八幡:ロゴも、色々なサイトを参考にしました。競合となるメディアはもちろん、アップルやマイクロソフトなどのグローバル企業、AirbnbなどのIT企業のロゴなども参考にさせてもらいました。

あとは、ロゴの事例集のようなものを、ひたすら見ていましたね。自分たちのイメージに近いものは「こういう感じ」と絞り込むのに役立ちました。

―やはりリサーチして傾向や感覚を掴むのは大切なんですね。

八幡:「Wanderlist Japan」のロゴの場合は、メディア自体に「もっと楽しい雰囲気を出していこう」というコンセプトがありました。また、ターゲットが20~30代想定だったので、そのことにも留意しましたね。

それらを踏まえた上で、ロゴで使う地図の形、色、使用するフォントなど、各20~30パターンくらい出して、メンバーで話し合いを重ねながら決めました。

実際のロゴ

―デザイナーさんもなかなか大変そうですね・・・。色はオレンジですが、なぜ選ばれたんですか?

八幡:「オレンジ」には、たとえば「楽しい」や「活動的」のようなイメージがあるので、「旅行」にフォーカスしているメディアとしてはマッチしていると思い、選びました。

ちなみにフォントは、筆文字とか崩した文字の案も出ていましたが、「見やすさ」や「楽しさ」に重点を置いて、規則性や正当感のあるものを選びました。

―ちなみにそういった感覚は、外国の方の目線でも同じなのでしょうか?

八幡:全世界でイメージが一致する、ということはないと思います。ただ、ターゲットとしているような欧米圏出身のメンバーとは、大きな違いはありませんでした。

―日本人の目線だけで考えると、想定外の失敗があるかもしれませんね・・・。

八幡:そうですね。最初からネイティヴのメンバーもディスカッションに加わっているので、その点は心強いです。

今後の展望

―今後の展望はありますか?

八幡:今後は、コンテンツスタジオのような側面が強くなってくると思います。「インバウンド」にフォーカスしながら、動画のクリエイティブスタジオとして挑戦したいという思いはあります。

それぞれのメディアとしては、

<Liiife>

「Liiife」は、お役に立てるような情報を、この先もお届けできればと思います。

<Wanderlist Japan>

「Wanderlist Japan」は、

  • さらに広いエリアへの情報発信
  • 英語以外の言語への展開
  • 「番組風」や「シリーズもの」など、今までと違った見せ方

に挑戦したいと思っています。

また、法人様向けとしては、ノウハウを活用して、動画という「分かりやすい」表現手法で、海外に魅力を発信していくお手伝いをしたいと思っています。

地方自治体様はもちろん、飲食店や商業施設の皆様など、これまでのノウハウを活用して、動画の制作から展開までコミットしてサポートをしたいと思っています。

―本日はありがとうございました!

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