1分間の動画は、180万語に相当する*。こんなアメリカの研究結果があります。たくさんの情報が伝えられるのなら、インバウンド対策にも「動画」が活用できるかもしれませんよね。(*参照:https://www.forrester.com/James-L.-McQuivey)

実は、1分で日本の魅力をたっぷりと伝えているメディアが すでにあります。それが、「Wanderlist Japan」です。

「Wanderlist Japan」を運営するのは、株式会社BENLY。以前WEBマガジン「Liiife」も紹介しましたね(こちらを参照)。

2019年1月に立ち上がったばかりの「Wanderlist Japan」ですが、すでに月間670万再生を達成しています。なぜ、そこまで伸びているのか?その秘密をBENLYの八幡龍之介さんにインタビューしました。

ヒットの鍵は「気軽さ」?

―このタイミングで「動画メディア」を立ち上げられたきっかけは何ですか?

八幡:「Liiife」の知見を生かして、日本の良さを紹介する新メディアをつくりたいと考えていました。

「記事」という形態にとらわれずに、コンテンツの種類から突き詰めている中で、「動画」が候補に出てきました。動画と言えば、国内外で動画ニュースメディアが隆盛してきたほか、5G通信の解禁も間近です。

動画がこれからさらに一般化する確信が持てたため、動画メディアをつくりました。

―なるほど。「動画メディア」でも1分という短さが特徴的ですが、どのような狙いですか?

WanderlistJapanのトップ画像

八幡:長尺の動画をいきなり見てもらうのではなく、アテンションをしっかり取っていくという狙いがあったので、短尺の動画としました。

動画をフックとして「もっと知りたいな」と思ってもらえるようなイメージです。

―InstagramとFacebookを選ばれたことにもこだわりがありますか?

八幡:「YouTube」で長尺の動画をアップして「見つけてもらう」というよりは、気軽に見てほしいので「Instagram」と「Facebook」を選びました。

「日本に行こうかな?」と考えている方が、気軽にフォローして、動画でスポットを見て、「この場所に行ってみたいな!」と思えるような、自然な動線を想定しました。

トピック決めは、外国人目線と「余白」が大事

―「抹茶アイス」の動画は再生回数が凄いですね。トピック決めでは、何を大切にされていますか?

八幡:実は、動画制作チームはネイティヴもしくはバイリンガルのみで構成されています。なので、それぞれの観点でのトピック出しを大切にしていますね。

「これ面白そう!」と思ったものは、チャットなどで気軽に共有して、「これいいね!」という意見が集まったら、「取材許可取りに行こうか」と動くようなフローです。

抹茶アイスの画像
公開から一月立たずに30万回超の再生

―メンバー個々の意見を大切にされているんですね。

八幡:だからなのか、意外な反響もあります。たとえば「焼きいも」の動画ですね。想像以上の再生数になりました。このトピックは、カナダ出身のカメラマンが猛プッシュしてくれました。

焼いもの画像
「Instagram」では6万回を超える再生を記録

―確かに、日本人だと「普通では?」と思ってしまいそうなところです。

八幡:こういった「良いサプライズ」もあるので、トピックを考える際は「余白」を大切にしています。

ユーザーに価値のあることが、大切

―今は、どんなトピックに注目していますか?

八幡:最近は、「食べ物」と「体験」を多く取り上げるようにしています。

「食べ物」ジャンルは、再生数が顕著に伸びるほか、ユーザーさん同士のコミュニケーションも活発です。

「抹茶のアイス」の動画を例に出すと、16,400件の「いいね」と188件のコメントが付いた上、340件のDMがこの動画きっかけで生まれました。魅力が「分かりやすい」ため、ユーザーの心が動きやすいようです。

また「体験」ジャンルは、現地の様子が具体的に分かるため、写真やテキストよりも動画との相性の良いです。「食べ物」同様にコメントも多い傾向です。

―コメントの内容はどのような傾向ですか?

八幡:「@友達」で「ここ行きたいよね!」とか「ここ行ったね」などのコメントが多く付きます。「友達に教えてあげよう」という方が非常に多く、どんどん拡散されていきます。

―コメントの傾向は日本とは違いますね。ユーザーの趣味趣向はどうですか?

八幡:たとえば「日本文化」に関心がある方もいれば、「東京」という街に興味のある方もいます。全員がアニメ目的で訪日するわけではないように、皆さん趣味趣向はバラバラなんです。

それぞれの方に寄り添うためにも、トピックは幅広くしたいと思っています。色々な背景のメンバーがいるのは、そういった意味で心強いです。

―「ユーザー目線」の強さですね。

八幡:ユーザーさんが鍵です。自分たちのメディアに何が求められているか、常に想像しています。ユーザーさんに価値のあるコンテンツなら、ジャンルも関係ないですから。

スムーズな撮影と、魅力を引き出すポイント

―1分間に魅力を凝縮するのは難しいと思います。どんなことを大切にしていますか?

八幡:大切にしているのは「万全の準備」と、「実際に行ったら分かる魅力を引き出すディレクション」です。たとえば、取材前には見所や撮影順・カットなどを想定して、企画書をまとめます。

それらをチーム(モデル・カメラマン・ディレクター)で共有した上で、当日取材に伺います。とはいえ、実際取材に行くと事前情報だけでは分からなかった魅力が見つかるので、撮影後に企画書を改善して、編集や字幕制作をしています。

―現地では、ネイティヴやバイリンガルだからこそ気付けることも多そうですね。

八幡:そうですね。なので、現地に行くことは当初から必須条件でした。行かないと分からないことを、しっかり伝えたいです。

たとえば、「抹茶の濃さって色々あるんだ」とか「内装の意図」とか、日本人目線では見逃してしまうような点もあると思います。

「サムネイル」と「最初の3秒」で心を掴む

―サムネイルは、どんな点に気を付けられていますか?

八幡:サムネイルは、「そのトピックの良さ」が一番伝わるものにしたいので、複数の候補を出した後にチームで話し合って決めています。たとえば、下記は「チームラボボーダレス」の動画のサムネイルです。

チームラボのランタン画像
実際のサムネイル

現地にはたくさんの魅力的な展示があるのですが、Instagramでの人気からも分かるように、このランタンの引きが強いのでサムネイルにしました。

もう一つ例として、「江戸ワンダーランド 日光江戸村」の物を紹介します。

花魁さんなど、一人ではなく大勢の人が着物を着て歩いている画にすることで、現地の雰囲気や人の多さなど、「EDO WONDERLAND」がどんな場所なのか伝えられると思います。

日光江戸村の行列
一目で分かる現地の魅力

もしトピックが「食べ物」であれば、その食べ物の魅力が一番伝わるような「シズル」を探してサムネイルにしています。

―なるほど。

八幡:また、全ての動画で「最初の3秒」で勝負を決められるようにしています。たとえば「チームラボボーダレス」の動画は、最初の3秒に5カット入れています。

「たくさんの展示がある」ということを、最初の3秒で提示して、「チームラボボーダレス」の雰囲気を感じ取れるように配慮しました。

―確かに、1つの展示で3秒使うのとは情報量が段違いですね。

八幡:最初にしっかりユーザーの心を掴めるかが、残りの50秒を見てもらえるかの分かれ目です。なので、「サムネイル」と「最初の3秒」には力を入れています。

動画から、現実が動いている

―取材先からの反応はいかがですか?

八幡:ありがたいことに、良い反響があります。「取材後に、お客さんがすごく増えました!」とか「今度はこちらも撮影してもらえませんか?」と仰っていただくこともあります。

―現実への影響も、たくさん出ていますね。

八幡:また、こちらから「〇万回再生されました!」とお知らせすると、「こんなに見られると思いませんでした」という反応をいただくこともあります。

動画にはコメントも多く付きますので、「海外の方の反応が知れて良かったです」と取材先に仰っていただけるのも嬉しいですね。

今後、そのノウハウをどう使う?

―今後は、どんな展望がありますか?

八幡:「日本の魅力を引き出し伝えることで、一人でも多くの方に日本に来てもらう」というミッションがあるので、今後は既に多くの人が訪れている東京エリアだけでなく、エリアを広げて日本を紹介したいと思っています。

また、「サイトアプリ」の立ち上げも計画中です。ある程度知見が貯まってきたので、別の機能を加えることなどを検討しながら、もう少し旅行業界の中に入っていくような形でのサービス化を考えています。

とはいえ、1社でだけで日本の魅力を引き出しきれるわけではないので、法人向けのサービスも注力したいと考えています。4月からは、「動画制作×広告サービス」をスタートしました。

これは、「Wanderlist Japan」運営のノウハウを活かして、動画制作から「Wanderlist Japan」での掲載までご提案できるサービスです。動画をつくるだけでなく、実際に見てもらうところまでサポートできるのは、私たちの強みだと思います。

―「見てもらう」までのサポートは心強いですね。本日はありがとうございました!

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(取材・編集・文) インバウンドらぼ編集メンバー J・M