2018年の訪日外国人客は約3,119万人に上りました。毎日さまざまな国・地域から訪日外国人客が訪れますが、国や地域ごとに人気の都道府県も異なるようです。

今回は、観光庁発表の「訪日外国人消費動向調査」をもとに、各国・地域の訪日外国人客に人気の都道府県を調べました。

今回は、訪日外国人客数の多い国・地域に絞り、それぞれに人気の都道府県ベスト10までをまとめました。早速、見ていきましょう。

2018年、各国・地域に人気の都道府県ベスト10!

参照:観光庁「訪日外国人消費調査動向」、日本政府観光局(JNTO)「訪日外客総数」より
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※図は、クリックすると拡大されます。

中国

東京―大阪間を結ぶ「ゴールデンルート」の都道府県に人気があるようですね。特に、東京と大阪は人気があります。「訪日外国人消費動向調査」を見てみると、東京も大阪も、「訪れた」と半数以上が回答しています。 人気の高さが伺えます。

韓国

関西国際空港や福岡港から訪れることが多いようで、大阪や福岡が人気です。

大阪は、仁川国際空港から関西国際空港までが、飛行機で約1時間45分。
福岡は、プサン港から博多港までが、高速フェリーで約3時間。

大阪は、東京を訪れるよりも早く着きます。また、福岡は、時間は東京よりもかかりますが、船だと飛行機より安いという特徴があります。

台湾

台湾は、バラエティ豊かな都道府県が並んでいるように思います。リピーター率が高く個人旅行者も多いため、人気の観光地以外にも足を運ぶ人が多いようです。

香港

東京が1位ですが、2位の大阪との差は僅差でした(2018年通年の「訪日外国人消費動向調査」では、東京が3430票、大阪が3311票)。 台湾と同様に個人旅行が盛んかつリピーター率も高いためか、5位以降は人気の偏りが少なかったです。

アメリカ

大阪よりも京都の人気が高いのが特徴です。

2位の千葉は「成田国際空港」があるほか、鋸山がディープジャパンとして人気です。東京からのアクセスも良く、温暖かつ、海も山もあるという自然の豊かさがウケているようです。

タイ

タイは、5位に山梨県がランクイン。上位4位は割と固まっているので、5位に特徴が出ているように思います。

さて、山梨のランクインですが、東南アジアでの日本の果物人気が関係していそうです。山梨は、モモやブドウなど果物の栽培が盛んです。東京近郊で果物狩りが楽しめることは利点の一つなのかもしれませんね。

オーストラリア

オーストラリアでは5位に広島、6位に長野がランクイン。広島は宮島、長野は信州でアクティビティが楽しめます。以前ご紹介した「アドベンチャーツーリズム」需要の高まりが、ランキングに反映されたのかもしれません。

フィリピン

ベスト4は、東京・千葉・大阪・京都とおなじみの顔ぶれ。5位に愛知、6位に神奈川とアクセスの良い都道府県が人気のようです。

マレーシア

大阪が1位。関西地方の人気が高いのかもしれません。続いて、千葉・東京と並んでいますが、千葉と東京の人気の差は僅差です(「訪日外国人消費動向調査」の回答数だと、千葉県が517件、東京が515件でした。)。

シンガポール

北海道が5位にランクイン。ウインタースポーツやシーフードなどグルメの人気があるのかもしれませんね。

まとめ

東京・大阪の人気はどこでも高いですが、韓国では福岡が人気だったり、タイやインドネシアでは山梨が人気だったりと、各国・地域で違いが出ています。

楽しみ方も人それぞれですが、データから大きな傾向を探ってみてはいかがでしょうか。

インバウンドらぼ 編集メンバー M.H