今回は「2018年、訪日外国人客が多かった月は?」と称して、ランキングと共に各月の特徴を紹介します。

2018年、訪日外国人客が多かった月は?
そして各月の特徴は?

参照:JNTO(日本政府観光局)「訪日外客数」よりインバウンドらぼが作成

ランキングとしては、上のようになりました。1位は4月。そして、最下位は9月。もちろん順位の入れ替えはありますが、例年との大きな変化はないです。

ではここからは、順位に沿って各月の特徴を見てみましょう。

各月の特徴

1位:4月 約290万人(前年比約20万人増加)

2018年、1位に輝いたのは4月。例年人気の月ではありますが、2012年以降で4月が1位になったのは初です。ちなみに2018年4月が、単月の訪日外国人客数としては歴代トップです。(※2019年2月時点)

5月や6月も前年比で客数が大幅に増加していることから、「春」人気の高まりがうかがえます。

2位:7月 約283万人(前年比約15万人増加)

単月の訪日中国人客数が、過去最多の約88万人を記録しました。7月・8月は、以前からも中国の訪日客に人気の月。人気の背景には、「夏休み」を利用した家族旅行の旅行先としての需要があるようです。

3位:6月 約270万人(前年比約35万人増加)

タイ・インドネシア・ベトナムからの訪日客が、前年比で大きく増加。それぞれ30%を超える伸び率です。

4位:5月 約268万人(前年比約38万人増加)

ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア、いわゆる「欧米豪」からの訪日客が増加。オーストラリアに関しては、前年度比で20%以上増えています。

5位:10月 約264万人(前年比約4万人増加)

全体としては増加しているものの、韓国と台湾からの訪日客数は前年度比で減少しました。9月に発生した天災の影響に加えて、2017年との連休時期のずれが原因のようです。

  2017 2018 2019
秋夕(韓国)  10/2~9(8連休) 9/22~26(5連休) 9/12~14(3連休)
中秋節(台湾)  10/4(1日のみ) 9/22~24(3連休) 9/13~15(3連休)
国慶節(台湾)  10/7~10(4連休) 10/10(1日のみ) 10/10~13(4連休)

6位:12月 約263万人(前年比約11万人増加) ※推計値

ほとんどの国において、訪日客数が前年比増に。9月の天災による観光需要の低下は、ほとんど解消されたようです。

7位:3月 約260万人(前年比約40万人増加)

アメリカ・カナダ・ドイツからの訪日外国人客数が、前年比で15%%以上増加。その理由の一つは、「イースター」関連休暇。例年日付は変わるのですが、今年は3月末に被っていました。

イースター
「春分の後の」「満月の日の後の」「最初の日曜日」が「イースター」当日。その前後も休みとする地域や会社も多いです。ちなみに、教派に(「西方教会」or「東方教会」)よって日付が変わります。アメリカ・カナダ・ドイツは「西方教会」です。

  2017 2018 2019
西方教会 4/16 4/1 4/21
東方教会 4/23 4/8 4/28

8位:8月 約258万人(前年比約10万人増加)

イタリアからの訪日客が、単月で過去最多を記録しました。ヨーロッパの人々が旅行をする際の選択肢として、「Japan」が浸透し始めているようですね。

9位:2月 約251万人(前年比約47万人増加)

2018年は、2月に「春節」がありました。その影響もあり、訪日中国人客が前年比で大幅に増加。

10位:1月 約250万人(前年比約20万人増加)

香港・台湾からの訪日客が、前年比で減少。2017年は1月に被っていた「春節」が、2月へずれたことによる影響のようです。

11位:11月 約245万人(前年比約7万人増加)

韓国・台湾・香港からの訪日客が、前年比で減少。9月に発生した天災の影響が、ここでも出ているようです。

12位:9月 約216万人(前年比約12万人減少)

9月は、大きな天災が2つも発生。アジア圏の客足が大幅に減少しました(約14万人減)。一方その他の地域では、前年比で増加傾向でした。

まとめ

2018年、一番訪日外国人客が多かったのは「4月」でした。反対に、訪日外国人客が一番少なかったのは「9月」でした。

前年からの変化はもちろんありますが、各月の傾向は割とはっきりしているような気がします。

インバウンド施策を打つ際は、ぜひ各月の特徴を意識してみてください。

インバウンドらぼ 編集メンバー J.M