観光庁より、「住宅宿泊事業の宿泊実績」について発表がありました。
(「住宅宿泊事業」というのは、いわゆる「民泊」のこと。)

発表されたのは、「住宅宿泊事業法(通称:民泊新法)」施行日の6月15日から7月31日までのデータ。宿泊者数、宿泊日数などが公開されています。また、全体のデータに加えて、都道府県別のデータも掲載されていました。

訪日外国人が多い都道府県こそ、民泊利用者も多いのではと予測を立てていましたが、ランキング形式で並び替えたら、少し意外な結果も・・・。

早速ですがご紹介します。

民泊宿泊者数ランキング

純粋に「どれだけの人が民泊を利用したか」のランキングです。
外国人だけでなく、日本国内に住む日本人もカウントされています。

 
宿泊者数ランキング
(2018年6月15日~7月31日)
順位 都道府県名 宿泊者数(人) 順位 都道府県名 宿泊者数(人)
1 北海道 27,042 25 新潟県 225
2 東京都 25,669 26 和歌山県 209
3 愛知県 4,456 27 長崎県 207
4 大阪府 3,972 28 鹿児島県 207
5 沖縄県 3,715 29 富山県 191
6 神奈川県 3,636 30 福島県 174
7 福岡県 3,195 31 長野県 158
8 千葉県 2,185 32 宮崎県 132
9 静岡県 1,250 33 岡山県 128
10 山梨県 612 34 宮城県 114
11 広島県 583 35 愛媛県 77
12 京都府 573 36 青森県 75
13 群馬県 553 37 香川県 59
14 栃木県 523 38 高知県 56
15 埼玉県 404 39 山口県 51
16 三重県 369 40 鳥取県 49
17 熊本県 347 41 福井県 43
18 岐阜県 291 42 大分県 41
19 滋賀県 291 43 岩手県 40
20 徳島県 271 44 山形県 35
21 奈良県 254 45 島根県 32
22 茨城県 250 46 秋田県 22
23 兵庫県 229 47 石川県 17
24 佐賀県 226 全国合計 83,238

参照元:観光庁プレスリリースよりインバウンドらぼが作成

全体としては、8万3,238人が、民泊を利用したという結果が出ています。
このうち、6万9,394人(83.4%)が訪日外国人でした。
民泊利用者の大部分は、訪日外国人なんですね。

さて、ランキングですが、1位は北海道という結果に!少し意外な感じがしませんか?

実は、北海道は宿泊客が多い場所。北海道庁が発表している「訪日外国人宿泊客数」によれば、2017年度は、1ヶ月あたり約50万人もの訪日外国人が宿泊していました。

関東や関西と違い、北海道を複数日堪能したければ、道内に泊まった方がいいですもんね。宿泊者が多くなる理由も分かるような気がします。

その北海道に続くのが、2位の東京。これには驚きはありません(笑)。

ただ、大阪が4位、しかも1位・2位と数字が大きく開いているのは気になりました。探っていくと、そもそも民泊を行っている事業者が少ないということが分かりました。

下記の表を見てください。

都道府県名

報告件数 宿泊者数 宿泊者数/届出住宅
件数(件) 順位 人数(人) 順位 人数(人) 順位
全国 5,077 83,238 16.4
北海道 1,022 2 27,042 1 26.5 1
東京都 1,811 1 25,669 2 14.2 12
大阪府 346 3 3,972 4 11.5 18

参照元:観光庁プレスリリースよりインバウンドらぼが作成

「報告件数」というのが、今回の調査へ回答があった件数。
今回の調査では90%を超える事業者が回答しているそうです。

大阪の報告件数は、346件。北海道の約3分の1。
これがそのまま実際の施設数というわけではありませんが、北海道とは確かに差があるように感じます。

ただ、届出住宅あたりの宿泊数は少なくありません。需要があるのは間違いなさそうです。

まとめ

いかがでしたか?

こうしたデータが発表されるように、実態不明だった民泊が目に見えるようになっていく事は良いことですね。そのお陰で、宿泊者数1位が北海道だったことがわかりました。

ただ、思っていたよりも事業者数が少ないなという印象です。(10月現在は届出事業者数が約1万件と、このデータの倍程度になっているようです。)

今後の動向も引き続き要チェックですね。

インバウンドらぼ 編集メンバー J.M