2017年、台湾から約456万人、香港からは約223万人がインバウンドで訪れています。
台湾・香港は、国・地域別の訪日客数3位と4位になっており、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」では、ともに約8割が2回以上日本に訪れている、リピーター率が非常に高い地域であることがうかがえます。

今回は、台湾・香港向けの訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」(以下、ラーチーゴー!) のプレスリリースを基に、台湾・香港人のニーズを探っていきます。

参考:観光庁 訪日外国人消費動向調査 「2017年年間値の推計」

アンケート結果から見る、台湾・香港人の動向

まずは、「ラーチーゴー!」が行った「訪日旅行」に関するアンケート結果を基にみていきましょう。サイト内でのアンケート調査を実施し、台湾人・香港人を中心に3,958名から回答がありました。

■日本の旅行はツアー?個人旅行(FIT) ?

円グラフ
アンケート回答者の約97%が個人旅行と選択しています。

 

■日本旅行で興味が有ることはどんなものですか?

棒グラフ花見やスキー、フルーツ狩りなど、日本旅行で四季を体感したいという人が多いようです。 では、どの季節が一番人気なのでしょうか。

円グラフ(行きたい季節) 一番人気なのは「秋」でした。
台湾や香港では珍しい、雪景色の人気が高いと思っていたので、個人的にはこの結果は少し意外でした。過ごしやすい気温で紅葉や桜などを楽しめる秋や春の人気がうかがえます。

参照:台湾人・香港人3,958名に対する訪日旅行調査結果を発表「日本に一番行きたい時期は『秋』、『四季の体感』に興味あり」
次に、どんな情報を必要としているのか、人気の記事をまとめたプレスリリースの内容から見ていきたいと思います。

ちょっと不便でも気にしない。ディープな地方への個人旅行が人気!

日本から近いため安く来ることができる台湾・香港の訪日客は、前述の通りリピーターの割合が多いです。そのため、ゴールデンルート以外に足を運ぶ人が増えています。
近年は地方空港へ向かうLCCの直行便も増えてきており、九州や四国、東北など今まで行ったことのない地方を、個人旅行で巡ることがトレンドになっています。

都市のように公共交通機関が充実していなくても、自分で調べて行動する訪日客が増えているようです。
「ラーチーゴー!」でもその結果は出ており、四国エリアの「せとうち岡山・香川フリーきっぷの紹介記事」や「四国の絶景ドライブ レンタカーの借り方の記事」、九州エリアの「JR北九州周遊パスの紹介記事」や「北九州の旅行提案の記事」への反響が大きいようです。

また、動物関連の記事も人気が高いようです。
特に、その土地のイメージがある動物(秋田犬)や自国では珍しい動物(キツネ)は人気が高く、前述のアンケートでは3番人気の冬でも「雪×動物」という組み合わせの「本物の秋田犬に会いに行くアンバサダーの募集記事」や「宮城県白石市北西部にある、宮城蔵王キツネ村の紹介記事」などの記事に人気が集まっています。

参照:2018年台湾人観光客の傾向予測を発表~2018年は、「ディープな地方への個人旅行化」と「日本のマナー学習」~

まとめ

台湾人や香港人にとって、日本は気軽に行ける海外旅行先の一つとなっています。
有名観光地ではなくあえて地方に足を延ばして、他とは違う体験がしたい。日本人向けの観光情報も知りたいという要望が潜在的に高いのかと思います。

今まで日本人観光客に向けていた、レンタカーの借り方やフリー切符の紹介などのサービスも、台湾や香港の訪日客をターゲットにして繁体字や英語などで表記することで、地方の更なる集客にも期待できますね。

インバウンドらぼ 編集メンバー M.H