みなさん、こんにちは。中国で高いシェアを誇る「Alipay」や「WeChatPay」のほかにも、日本生まれの「Origamipay」など、QRコードを活用したスマホ決済(モバイルペイメント)の案内を見掛ける機会が最近多くなったと感じませんか?

そんな中、訪日外国人向けのスマホ決済に新しいサービスが登場します。株式会社JTBビジネスイノベーターズがアイ・ティ・リアライズ株式会社と協業し、2018年8月から実証試験を行う「Japan Travel Pay」です。早速ですが、その概要と利用方法を紹介します。

「Japan Travel Pay」の概要と利用方法

「Japan Travel Pay」はアイ・ティ・リアライズが提供するスマホ決済サービス「スタンペイ(STAMPAY)」と、JTBグループがこれまで社内インフラとして活用していたオンライン多通貨決済を組み合わせたもの。

スマートフォンを用い、キャッシュレスで決済できるだけでなく、両替の面倒からも解放されるサービスということですね。想定しているメインターゲットは、香港・台湾のほか韓国からの訪日外国人。先述のとおり、本サービスはまだスタートしておらず、今年8月からの実証試験を予定しています。

利用方法は、最後に店舗側が「電子スタンプ」を押すことを除けば、「Alipay」などのQRコード活用型のスマホ決済と大きな違いはありません。具体的には、下記のような手順を踏みます。

〇決済前
<支払う側>スマートフォンにクレジットカードを登録(アプリ不要。ブラウザ上で登録可能。SNSアカウントも利用可能)。
<店舗側>店舗用のQRコードを用意し、設置しておく。

スタンペイの決済手順引用元:プレスリリース「訪日外国人旅行者向けスマホ決済を8月から実証実験

〇決済時
1.<支払う側>店舗設置のQRコードをスマートフォンで読み込み、表示画面内で支払い金額を入力。
2.<店舗側>スマートフォンに表示された支払い画面内に「電子スタンプ」を押す。決済完了画面が表示されたことを確認して、終了。

電子スタンプ自体は、電気も通信も不要とのこと。もちろん、インクも不要。
大きな施工やインフラの再整備が不要なので、導入障壁が低そうですね。

また、電子スタンプを実際に「押す」というステップがあるので、決済が行われた実感を持ちやすそうです。スマホ決済は実際に現金を使ってのやり取りが無いので、こうした物理的な介入が一度あるだけでも、店舗側の安心感が大きく変わりそうです。

参考:プレスリリース「訪日外国人旅行者向けスマホ決済を8月から実証実験

まとめ

今回ご紹介した「Japan travel pay」の特徴は2つ。まずは、JTBグループのオンライン他通貨決済を扱えること。もう1つは「電子スタンプ」を用いた決済システムです。この2つの特徴により、支払う側には「両替不要」「スマホだけで買い物できる」というメリットがあり、店舗側にも「導入が容易」「決済方法が簡単」などのメリットがあります。

普及次第では、「Japan travel pay」を通しての購入履歴が訪日外国人の消費動向を探る手掛かりにもなりそうですね。そういった期待も含めて、8月からの実証試験で訪日外国人たちからどのような声が上がるのか気になるところです。

インバウンドらぼ 編集メンバー J.M