2017年の日本での遭難者数が過去最多の3111人(外国人含む)でした。
特に60~70代の遭難者が多く、中高年の登山ブームの高まりが背景にあるようです。
そして、訪日外国人の遭難者も過去最多の121人という数値が出ています。

2018年3月に、東京都奥多摩町で登山客13人が遭難した事故がありました。
そのうち10名が在日中国人で、SNSで集ったメンバーとスニーカーなどの軽装で雪山に入山し、積雪で下山できず、骨折などの重傷を負う人も出たという事故でした(携帯で救助を要請して全員救助されました)。

実は、このような外国人の遭難事故が訪日外国人客の増加に伴って増えているというのです。

日本での外国人遭難者は、4年でなんと2.8倍!

前述の通り、外国人遭難者は121人(前年比28人増)でした。
警察庁が集計を開始した2013年から2.8倍も増えたそうです。

中でもスキーでコース外を滑走して遭難するケースが多いそうです。
なお、遭難の発生場所では、長野県と北海道が1位と2位を占めています。

観光庁が発表している2017年の訪日外国人消費動向調査でも、「スキー・スノーボード」を目的として訪日している外国人客は少なくありません。
出典)観光庁:訪日外国人消費動向調査(PDF)

雪が珍しかったり、日本の雪質やウィンタースポーツをするための施設が快適だと言って遊びに来たりしている外国人観光客が多く、旅行会社によるツアーも多く組まれています。

まとめ

登山には、天候・ルートの確認や装備といった準備のほか、基礎知識や体力を付けたり、入山書へ記入をしたり、事前に関係者に行き先を伝えるなどして、遭難を未然に防ぐことはもちろんのこと、遭難した場合でも正しい知識で救助を待つなど、心がけることがたくさんあります。

日本の天候や地形を知らない外国人観光客にも、正しい知識や情報を届けて、安全に楽しんでいただきたいですね。
実際に外国語で安全対策を呼びかける自治体なども増えてきているようです。

参考) 警察庁:平成29年における山岳遭難の概況(PDF)

インバウンドらぼ 編集メンバー N.O