都道府県魅力度ランキング5年連続最下位、日本で唯一県のローカルテレビ局が無いなど国内では影の薄い茨城県。しかし、訪日外国人客に対してはYouTubeチャンネルを使ったPRに力を入れています。

YouTubeチャンネル「IBAKIRA TV」潜在的な訪日外国人客獲得に向けたアプローチ

茨城県は海外向けYouTubeチャンネル「IBAKIRA TV」にて、訪日外国人客に向け動画「VISIT IBARAKI JAPAN Omnibus」を、2018年2月13日(火)に公開しました。

「IBAKIRA TV」では、潜在的な訪日外国人客の興味関心を促すために、様々な手法を活用し茨城県の知られざる魅力を発信しています。

■「VISIT IBARAKI, JAPAN」

一般の訪日外国人客が県内の市町村を巡り、人との交流から茨城県の魅力を発見していく動画です。全44カ所の名所が、それぞれ1カ所3~5分前後の動画で紹介されています。2月13日に公開された「VISIT IBARAKI JAPAN Omnibus」はその要素を詰め込んだオムニバスバージョンとなっています。

■外国人YouTuberが茨城県各地を巡り魅力を伝える動画を配信

人気外国人Youtuberが実際に茨城を訪れ魅力を紹介している動画を「IBAKIRA TV」から見ることが出来ます。

▼【Rachel & Jun(レイチェル&ジュン)】Rock Solid! GEOLOGY museum

2人は地質調査の研究成果を展示している地質標本館を訪れました。岩石・化石から宝石のような鉱石まで様々な石も見たり、恐竜の足跡から地球の歴史を感じたり、圧巻の存在感を誇る、ジュラ紀の褶曲層を見学したりしました。

▼【Only in Japan(オンリー イン ジャパン)】100m Art Tower Mito

John Daub(ジョン・ドーブ)氏が水戸芸術館のシンボルである100mのアートタワーをに訪れます。展望室まで上り水戸市内を一望したり、水戸芸術館までの道中で水戸市マスコットキャラクターのみとちゃんのマンホールを紹介したりしています。

▼【Uwaga Pies(ウワガパイズ)】Trip to beautiful Red Kochia flowers – Free Wifi Bus

死ぬまでに一度は行ってみたい絶景スポットとして人気の国営ひたち海浜公園で、真っ赤に燃えるようなコキアを散策し、茨城県の魅力を世界に発信します。東京駅から茨城県に向かう高速バス内では無料Wi-Fiを利用することができるなど、便利なサービスも紹介しています。

説明を最小限にして映像で魅力を伝える「VISIT IBARAKI, JAPAN」や、外国人Youtuberによる動画など、茨城県は「外国人ならではの視点」で魅力を発信する企画作りを重視しています。

出典: 茨城県広報広聴課広報戦略室 ニュースリリース(2018年2月吉日 )

いばキラTV(茨城県が公式運営するインターネット動画サイト)

茨城県広報広聴課広報戦略室(茨城県WEBサイト)

まとめ

茨城県がこんなにも海外向けYouTubeに力を入れているのには驚きました。

茨城県は日本で唯一県のローカルテレビ局が無い都道府県のため、インターネットに力を入れてきました。インバウンド戦略でも「VISIT IBARAKI, JAPAN」や人気外国人Youtuberの動画など、「観光する側(訪日外国人客)の視点」を大切にしていることが分かります。

茨城県はYouTube動画以外でも、海外旅行博への出展、多言語表記や外国語取得の研修実績、Wi-Fi環境設備の促進など、さまざまなインバウンド対策の取り組みを行っています。

2020年東京オリンピック決定から5年がたちゴールデンルートの観光も行きつくされた今、地方観光に注目が集まっています。茨城県は今まで近くの大都市である東京の陰に隠れた存在でしたが、近いことを逆手にとり、有効利用をして訪日外国人客の集客を図っています。大都市や有名観光地の近くである他の地方自治体のヒントにもなるのではないでしょうか。

インバウンドらぼ 編集メンバー M.H