2018年2月9日、農林水産省は2017年(平成29年)の「訪日外国人客の日本滞在中の旅行消費額」について、食料品類のインバウンド消費の観点から速報を公表しました。
これは、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」を基に、年間の訪日外国人客がお土産として購入した日本産食料品等の購入額を推計し、主要国ごとの内容を含めて公表したものです。

詳しく見ていきましょう。

訪日外国人客の旅行消費額が初めて4兆円を突破。買物(お土産)代が最多。

訪日外国人客の日本滞在中の旅行消費額は、2013年から2018年の5年間、毎年増加しています。
2017年には初めて4兆円を越え、4兆4,161億円を達成しました。
内訳を見ると、買い物(お土産)代が最も多く1億6,398万円で全体の約40%を占めています。次いで、飲食費の8,856万円(20.1%)となります。買い物代は前年比15%増と大きく成長しています。

訪日外国人旅行者の日本滞在中の旅行消費額
出典:訪日外国人旅行者の食料品等の購入状況について

訪日外国人客の買物(お土産)代の中では「菓子類」が大きく成長

訪日外国人客の買い物(お土産)代の内訳を見ていきましょう。
最も多かったのは、「化粧品・香水・衣料品・健康グッズ・トイレタリー」の6,316億円で、買い物額全体の39%を占めています。2番目が「服(和服以外)・かばん・靴」の2,952億円。「その他食料品・飲料・酒・たばこ」が1,868億円、「菓子類」が1,589億円と続きます。菓子類の購入額は、対前年比21%増と成長が著しいです。

訪日外国人旅行者の買い物(お土産等)額の内訳
出典: 訪日外国人旅行者の食料品等の購入状況について

「菓子類」を最も購入しているのは中国

菓子類の国籍別購入額を見ていくと、最多は中国で563億円。全体の35%を占めています。
その後、韓国、台湾、香港、タイ、米国と続いていきます。
韓国においては、購入額対前年比が21%増となっており、今後も成長が見込まれます。

菓子類の国籍別購入額
出典:訪日外国人旅行者の食料品等の購入状況について

まとめ

菓子類購入額全体の約9割が、中国、台湾、韓国、香港、タイ、米国の6カ国の国・地域からの訪日外国人客で占めていることがわかりました。訪日外国人客数が多い地域でもあるので、引き続きこれらの国・地域に対して、お菓子を始め食料品のアピールをしていくことが大事ではないでしょうか。

インバウンドらぼ 編集メンバー A.F