2017年10月24日、一般社団法人 山陰インバウンド機構は日本版DMOとして初めてAirbnbと提携を発表しました。山陰インバウンド機構は、以前当メディアでも取り上げた「せとうちDMO」に続く、広域DMO組織として活躍が期待されています。

山陰インバウンド機構公式サイト

そもそも山陰地方って、どんなところ?

山陰地方とは島根県と鳥取県のことを指します。

2つの県の特徴はというと、

  1. 鳥取県と島根県の人口は日本の都道府県でワースト1位と2位
  2. 島根県は高齢者の多さが日本の都道府県で3位
  3. 鳥取県と島根県は人口が少ないにもかかわらず軽自動車の普及率が日本で一番多い

※2016年10月1日の推計人口より

また、
鳥取砂丘、出雲大社、宍道湖、皆生温泉、梨、ゲゲゲの鬼太郎(水木しげるの出身地)などの名所や名物があります。
人口減少と高齢化、大きな課題があることが分かります・・・そんな山陰地方を盛り上げるべく結成されたのが、山陰インバウンド機構というわけです。

山陰インバウンド機構の概要

山陰インバウンド機構は“山陰”が世界に通用する観光地となるよう、観光地経営の視点に立った地域づくりの舵取りの役割を果たす広域DMO組織として、経済団体、交通事業者、旅行会社、地元観光団体、行政から15団体が集まり、2016年4月に結成されました。

事業の概要

  1. 「山陰ブランド」の確立
    関係者の合意により、世界に通用する「山陰ブランド」のコンセプトを確立し、定着をさせる。海外の旅行会社やメディア等に対するワンストップ窓口の機能を整備する。
    ※海外プロモーション、海外からの取材対応等、海外事業者の一元的な窓口
  2. インバウンド戦略の策定
    外国人観光客の動向調査や海外市場の現状分析など客観的データに基づくマーケティングを行い、関係者の合意形成の下、インバウンド戦略を策定する。
    <主なターゲットとする地域>
    韓国、台湾、中国、香港、タイ(東南アジア)、欧米
  3. 海外向けプロモーション
    旅行会社・メディア招聘や海外旅行博への出展、海外テレビ番組の放映などのプロモーションやHPなどによる山陰の情報発信を行う。
  4. 受入環境整備
    研修会の開催や山陰地域限定特例通訳案内士の養成研修などにより、人材の育成を行う。

参照: 山陰インバウンド機構ホームページ

インバウンド戦略においては、Airbnbと提携したことにより、より広く世界に情報発信していくことが可能になるでしょう。
Airbnbは民泊だけでなくオプショナルツアーとしての体験の提供にも力を入れています。今後はAirbnbのサイトを通じて世界中の人々に山陰の食や体験などを提供できるようになります。

フォトジェニック山陰

WEBサイトを見てみると、観光のモデルコースを開発したり、観光スポットや特産物をきれいな写真で紹介して山陰地方の魅力を訴求していることが分かります。
特にインスタ映えを意識したであろう特設コンテンツの「Photogenic San`in」(フォトジェニック山陰)は見応えがあります。
山陰を中心に活躍する写真家・柄木孝志氏とKWAN氏による素晴らしい写真と地図が掲載されているので、フォトジェニックポイントがどこにあるかが一発で分かり、自分でも撮ってみたいという気持ちにさせます。山陰地方に行ってみたいという動機づけになるでしょう。

山陰インバウンド機構公式サイト

まとめ

瀬戸内レモンなどのヒット商品の開発で見事に瀬戸内地方のブランド化に成功した「せとうちDMO」。山陰インバウンド機構も山陰地方をブランド化し、人を呼び込むことができるのでしょうか。
インバウンドらぼでは今後の活動に注目していきたいと思います。

インバウンドらぼ 編集メンバー Y.N