2017年10月23日にPCアプリ販売で有名なソースネクストから世界50言語に対応するモバイル通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)」が発表されました。
以前ご紹介した「illi(イリー)」と違い、SIMカードによってその都度無線通信をし、サーバー側でデータを翻訳して端末に戻すという仕組みで、一見するとスマホの翻訳アプリと変わらない感じです。
では、新発売されるPOCKETALKはスマホの翻訳アプリを使うのとどこが違うのか、どこに優位性があるのか見てみたいと思います。

まずは紹介動画を見てみましょう。

5つの特長

POCKETALKには下記の5つの特長があります。

  1. タップして話しかけるだけで対話ができる、シンプルな操作性
  2. 50言語以上(発表時点では63言語)、任意の2カ国間の翻訳が可能
  3. 専用グローバルSIMを使うことにより世界61か国で使用可能
  4. 高い翻訳精度。クラウド上の複数の翻訳エンジンから最適なものを選択し、長文に対応可能
  5. ノイズキャンセリング機能付きで音質がクリア

クラウド翻訳のメリットとしては、翻訳エンジンが随時アップデートされていくので翻訳精度が上がっていくとこが期待できること。逆にデメリットとしては、通信環境が必要なこと。その都度通信するので翻訳のタイムラグがどうしても気になるところです。使う側でタイムラグが気にならないように工夫する必要があるかもしれません。

スペックや料金などはソースネクストの公式ページでご確認ください。

まとめ

上記の特長をみると、やはり専用機としての優位性が感じられます。なにより、操作がシンプルなのでITリテラシーがあまり高くない人でも使いこなせそうです。
使用例の動画にもある通り、インバウンド対策として、飲食店や商店、宿泊施設などさまざまなところで活用できそうです。スマホアプリの場合は、スマホの電源を入れる→アプリを立ち上げる→アプリを操作し音声入力画面に移動する→言語を選択する→話す→相手に渡すと、意外と工程が多いので、ただでさえ忙しい接客業で使うのはなかなか大変そうです。
また、翻訳デバイスを手渡される客側もその場で渡されて初めて操作するわけなので、複雑な工程では難しいでしょう。インバウンド需要に後押しされ、さまざまな翻訳アプリやデバイスが出てきていますが、シンプルで直感的に操作できるユーザインタフェースであることが翻訳ツールを選ぶうえで重要かもしれません。

インバウンドらぼ 編集メンバー Y.N