2017年8月4日、観光庁が「MICE国際競争力強化に向けたとりまとめ」について発表しました。

〇今般、観光庁において、MICE国際競争力強化委員会及びMICE推進関係府省連絡会議における議論を踏まえ、それぞれ中間とりまとめを策定しました。その概要は以下のとおりです。

-「MICE国際競争力強化委員会 中間とりまとめ」
コンベンションビューロー、自治体、関連業界、有識者等のMICE業界全体に係る取組として、グローバルMICE都市・都市力強化対策本部の設置、MICE誘致促進地域ネットワーク強化等を推進

-「関係府省MICE支援アクションプラン 中間とりまとめ」
関係府省庁の連携により、国が開催に関わる会議におけるユニークベニューの積極的活用、留学生OB人材へのアプローチの強化等を推進

〇上記2件の中間とりまとめを踏まえ、MICE全体に係る効果的で具体的な施策はオールジャパン体制で推進していきます。今後、これらに基づき、ただちに実施可能な施策を順次実施していくとともに、政府内・関係業界等との議論を深め、さらなるMICE推進強化策の具体化を進めていきます。
参照: 観光庁HP

上記の通り、MICEに力を入れていくことが分かります。

国際会議の開催都市ランキング

ICCAによる2016年の国際会議開催都市の統計によると

1位 フランス・パリ 196件
2位 オーストリア・ウィーン 186件
3位 スペイン・バルセロナ 181件
4位 ドイツ・ベルリン 176件
5位 イギリス・ロンドン 153件

21位 東京 95件
44位 京都 58件
100位 大阪 25件
参照: ICCA Webサイト

となっており、世界で見ると日本はまだまだですが、国内で見ると東京についで京都が健闘していることが分かります。

京都市のMICE強化の取り組み

京都市は、歴史的建造物を会場に使う「ユニークベニュー」という手法を使いMICEの誘致に力を入れています。醍醐寺、二条城、建仁寺、圓徳院といった世界遺産でパーティーができるのは京都だけだそうです。 MICEを誘致することで、学会のノベルティを地元の職人に発注するなど、地元の特産品や伝統産業の活性化にもつながります。また、国際会議の参加者は発信力のあるインフルエンサーが多く、そのような人たちにに京都に来てもらい、さまざまな魅力を伝えてもらうことで訪日外国人旅行客全体の底上げにもつながるとみています。

京都市産業観光局観光MICE推進室
http://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/soshiki/7-7-0-0-0.html

京都MICE特設サイト
https://meetkyoto.jp/ja/

まとめ

京都はすでに、訪日外国人旅行客にとって人気の観光地で、宿泊施設の不足の問題が出ているほどです。そのような状況なのに、なぜさらにMICEに力を入れるのか疑問に思いました。 その答えは、年間を通して安定して旅行客を確保するためだったのです。一般の旅行は特定のシーズンや休日に偏る傾向があります。ビジネス利用のMICEだとシーズンは関係なく、平日中心の利用なので、旅行客の平準化につながります。 このように、MICEに力をいれることでインバウンドに対してさまざまな相乗効果が期待できることが分かりました。 インらぼでは引き続きMICEについて調べていきたいと思います。

インバウンドらぼ 編集メンバー Y.N