2017年5月6日、中国メディアの観察者網が、日本の美容室が訪日外国人に人気だと伝えました。爆買いは一段落したものの、訪日外国人数は今でも増加し続けており、最近は日本の美や癒やしを体験できるスポットが注目を集めています。特に、美容室で日本風のかわいいヘアスタイルにするのが人気のようです。

私が通っている銀座の美容室でも、先日初めて外国人のお客様を見かけました。通訳の人と一緒に来店し、髪を切っていました。初めて見る光景だった為、驚いてしまいましたが、最近は増えているようです。

このように、訪日外国人が日本の美容室やネイルサロンなど美容サロンを利用することを「美ンバウンド」と呼ぶようです。
今日はこの「美ンバウンド」についてお伝えします。

「美ンバウンド」の需要の高さは一目瞭然

ホットペッパービューティーアカデミーが2014年の訪日旅行者数トップ4であるアジア圏の方に「日本に行って体験してみたいこと」を調査しました。
グルメやショッピング、温泉に続き、ヘアサロンやネイルサロンといった「美容サロンへ行きたい」という回答が3割近くあり、7位にランクインしました。これは世界遺産や名所旧跡への観光を望む声を上回るものです。特に中国人の関心は高く、過半数の方が希望しています。

日本で体験してみたいこと(複数回答)
1位 おいしいものを食べる 58.6%
2位 ショッピング 53.3%
3位 温泉や露天風呂を楽しむ 49.1%

6位 花見や紅葉などの自然鑑賞 29.3%
7位 美容サロン(ヘアサロン、ネイルサロン、エステティックサロン、アイビューティーサロンなど)へ行く 26.5%
8位 世界遺産、名所旧跡の観光 25.1%

出典:ホットペッパービューティーアカデミー

また、来日経験のある中国・台湾・韓国・香港在住の20~49歳の女性800名に「美容に関して憧れる国」を聞いたところ、

1位 日本 64%

2位 韓国 57%
3位 フランス 26%

と日本の人気の高さは一目瞭然です。
化粧品などのブランドや品質、美容の技術力の高さといった「Made in Japan」が美容分野でも評価されているようです。

旅行代理店も「美ンバウンド」に乗り気

大手旅行代理店H.I.Sによる、訪日外国人旅行者向けのオプショナルツアーが2015年6月より始まりました。これは日本滞在中にヘアサロンやネイルサロン、着物レンタルを利用できるというツアーです。
東京でもいくつもの美容室が体験場所として選ばれています。

例:

「美ンバウンド」対策をしている美容室の事例

大阪を中心にサロン経営をしている株式会社フォーサイス様は、訪日外国人対策に力を入れており、既に多くの外国人客を受け入れています。店舗によっては月50人ほどの訪日外国人客が利用しているとのこと。


取り組み1

2014年夏から大阪市内63軒のホテルと協力し、ホテルにサロンのチラシを置かせてもらったり、ホテルコンシェルジュからサロンへ案内してもらった。
今ではホテルだけでなくバーや観光案内所にもチラシを設置している。

取り組み2
大手旅行代理店と提携し美容のオプショナルツアーの体験場所に選定してもらった。

取り組み3
英語を話せるスタッフを増やす。社内で英会話講習を行う。現在では美容業界に特化した英会話スクールを開講している。
http://forcise.info/fs/forcise/c/english_school

出典:株式会社フォーサイス 

訪日外国人向けWebマガジンでも「美ンバウンド」に注目

訪日外国人向けのWebマガジンでも、東京の美容室を紹介する記事が多数あります。

例:

まとめ

いかがでしたか。
「Made in Japan」の魅力が、美容業界にも波及していたことに驚きました。インバウンドによって、日本人が今まで当たり前だと思っていたことも、外国人の方から見るとそうではないということに気づくことが出来ます。
ビジネスチャンスはまだまだ無限にあるのかもしれません。

インバウンドらぼ 編集メンバー A.F