はじめに

数字で分かるシリーズ第二弾です。
2017年3月31日に、国土交通省観光庁から2016年の訪日外国人消費動向調査の年間値について確報が発表されました。そこでインバウンド市場が見えてくるポイントを数字で紹介していきたいと思います。

数字からみるインバウンド市場

 

3兆7,476億円
2016年の訪日外国人旅行消費額の総額です。
ちなみに2015年(3兆4,771億円)から7.8%増えています。

2,403万9,000人
2016年1月~12月までの、訪日外国人客数です。
ちなみに2015年(1,973万7,000人)から21.7%増えています。

1兆4,754億円
国籍・地域別にみた訪日外国人旅行消費額で1位の、中国の消費額です。

1位 中国 1兆4,754億円(39.4%)
2位 台湾 5,245億円(14.0%)
3位 韓国 3,577億円(9.5%)
4位 香港 2,947億円(7.9%)
5位 アメリカ 2,130億円(5.7%)

この上位5カ国で、全体の76.5%を占めています。

1兆4,261億円
目別にみた訪日外国人旅行消費額のうち、買物代の金額です。
その他の費目別の消費額は以下の通りです。

買物 1兆4,261億円(38.1%)
宿泊 1兆140億円(27.1%)
飲食 7,574億円(20.2%)
交通 4,288億円(11.4%)
娯楽サービス 1,136億円(3.0%)
その他 77億円(0.2%)

15万5,896円
旅行目的の訪日外国人が日本で消費した一人当たりの平均支出額です。
ちなみに2015年(17万6,167円)から11.5%減っています。
2016年に入り、爆買いが落ち着いてきたというのは、数値へも影響が出ていることが伺えますね。 

5万9,323円
費目別にみた一人当たりの旅行支出のうち、買物代の金額です。
その他の費目別の消費額は以下の通りです。

買物 5万9,323円
宿泊 4万2,182円
飲食 3万1,508円
交通 1万7,838円
娯楽サービス 4,725円
その他 320円

まとめ

3.7兆円市場というと、半導体や飲料といった市場と同規模です(参考:東洋経済 会社四季報 業界地図2017年版)。
2020年に掲げている日本政府の目標値(4,000万人/8兆円)からすると、まだまだこれから成長する市場として期待が高まります。

調べてみて、中国や台湾など近隣諸国の方々が多く訪れていて、宿泊や飲食以上に買物による消費が一番多いということが分かりました。
2015年から2016年にかけて一人当たりの消費額は下がっていますが、少なからず円高の影響もあるため、支出する人や意欲が減ったとは断定できません。訪日人数が増えていることは確かなので、同時に消費額やリピート率を増やすことも考えていく必要があるのではないでしょうか。訪日外国人客に提供できる日本の価値は、まだまだ計り知れないと思います。

当メディアでは、そのような取り組みをしている記事なども紹介していき、インバウンド市場を活気づけていけたらと思っています!

参考:国土交通省 観光庁

 

インバウンドらぼ 編集部メンバー N.O